家族と言う名の箱庭で⑳ ~ニートの兄を作った人たち~
- 2023.08.18
- 家族と言う名の箱庭で
- ニート ヤングケアラー
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あとがき
最初の頃は純粋に兄を心から心配していた。
兄の将来このままだと悲惨なことになるだろう、と勝手に思い込んで。
しかしまだ中学生の私には言葉以外に出来ることはなく、非力だった。
母親に伝えても兄に伝えても本人たちが動こうとしない。
何をどうしようとも何もできなかった。
ニートと言う言葉を時事ネタのように楽しんだ。
笑いに変えてしまうと友達にも隠さず伝えられたし引かれることもなかった。
しかし楽しかったのは若いころ。
しわ寄せがあとでやってくる。
そしてそんな我が家が終わることになる…
つづく
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