家族と言う名の箱庭で② ~ニートの兄を作った人たち~

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あとがき

半年ぶりくらいに電話をかけてきた母の要求はお金だった。

これが普通の考えなら流石に身内が病気になったら助けてあげたいと思うだろう。
断ったことで小さな同情感はあったが、それでもお金を渡したくなかった。

今まで好き勝手生きてきてニートを選んだくせに、いざ自分が困ると周りを頼る。
酷いとは思うが、病気すらも自業自得としか思えなかった。

これまで母や兄のせいで沢山沢山お金で苦しんできたから。

子どもの頃はニートの兄のせいで私はいつも毎日が鬱だった。

つづく

※40歳だと実際は「引きこもり」が正解らしいです。
漫画では兄が未成年の頃から引きこもりなので「ニート」と表記しています。

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