家族と言う名の箱庭㊽ ～ニートの兄を作った人たち～

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家族と言う名の箱庭㊼ ～ニートの兄を作った人たち～

あとがき

※生活保護に関しては色々な考えがあると思います。
こちらは私の考えであり、生活保護自体を否定するものではないことをお伝えします。

結局しばらくして母は生活保護を受けることになった。
元々パートしかしてない母だったし、まともに働いたこともなかったのでいつかこうなるだろうなとはずっと思っていた。

これでやっと私はネチネチ嫌味を言われることはなくなったんだ、と思うと気が楽ではあったが、本音はモヤモヤしていた。
生活保護をもらうまでに母ももしかして葛藤があったのかもしれない。
それでも今までの母を見ていると、ダメになったら生活保護があるからいいじゃんという考えの持ち主だったのでどうしてもモヤモヤしてしまった。
精一杯働いて税金もたくさん取られて、母子手当もなかった当時の私からしたら簡単に良かったねとも言えなかった。

母はいつも困った時は自分のせいではなく、環境や周りが悪いと思うタイプだったのもある。

更に衝撃的な事を母から伝えられることになった。

つづく

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