彼は約束を守ってくれた…が…【カサンドラ離婚話19】

アゴ山だよー。
カサンドラ離婚話⑲です。

【前回】

彼に絶対に守ってもらいたい約束【カサンドラ離婚話18】

ユーマのおばあちゃんのお見舞いに行ったらお義母さんに待合室でお茶をしようと呼ばれた。
なんか結婚式について相談があるみたいなんだけど…。

私の育った環境では聞きなれない組合という言葉。
組合って何?って思って聞き返した。

そんなムキにならずにもう少し普通に言えないのかい…?
だから苦手なんだよね、義妹が。

あとふフンッて鼻で笑いながらイヤミっぽく言う言い方はなんとかならないものか…?

最後には必ず私の為、というお姉さん風を吹かすので怒るに怒れないという。
とことん最後まで口が悪くて攻撃的な人だったらこっちも言い返せたんだけどね…。

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見知らぬ地元の人までいつの間にか入ってきて、こっちの暮らしはどーのこーのと聞いてもいないアドバイスを色々とされて私は参っていた。

ユーマ…、飲み物を買いに行ったユーマはどこ行った…!?

いつからいたんだろう。
私たちが話し込んでいて入れないで困ってたのかな?
私は今こそ助けてほしくてユーマに目で助けを求めた。

ユーマは察してこっちに来てくれた。

ユーマは約束通り助けに来てくれた。
そんなユーマを見直したのに…見直したのに!!!

魔王(義妹)はやっぱりきつくて苦手。
普通に言えばいいのにすぐ声を張り上げてムキになるのは何で??

ユーマもね、飲み物買ってきて戻ってきたなら隣に座ってほしかった。
遠くからこっちの様子見てるって子供じゃないんだからさ…!
飲み物買ってきたよーって言って普通に座ればいいのに。
でもユーマはそれができない人間。
こっちからユーマも座りなよって声をかけない限り、ずっとあそこに立ってこっちの様子を見ていたと思う。

つづき

彼はそっとフェードアウトしていった【カサンドラ離婚話⑳】

最初から

プロローグ【カサンドラ離婚話】

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