家族と言う名の箱庭で⑭ ～ニートの兄を作った人たち～

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あとがき

新聞の切り抜きを見たことを母に伝えたら流石に事件の事は隠してこなかった。

ただ何故かアニ太が悪くない、うちの子は何もしていない、という被害者や私からはどうでもいいような言い訳をしてくる。

もちろん母も加害者側の母となって沢山の苦労や精神的に疲労があっただろう。
兄も母にはあえてやらなかったという設定でいたのかもしれない。

ただやはりなんとなく、いくらそんなことを言われても捕まったことは事実だし、被害者もいることも事実。

私が母から聞けた事件の詳細は、「アニ太は見ていただけで自分のミスで捕まった」ということ。
今考えると母も長男もどちらもおかしいなと本当に思う。

つづく

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